ハセガワ 1/24 日産シルビアS110プラモデル の解説
このプラモデルは「前期型」として生産されています。前期型と後期型の、外観の大きな差異点はフロントグリルの形状。後期型は網目状になっているのに対し、前期型はこの絵のように5つの長方形が連なるデザインをあしらっています。
友人はここにナイトライダーイルミネーションをつけて光らせておりました。
完成写真 [1/24 日産シルビアS110]
学友の所有車だったため私自身資料はほとんどなく、脳内記憶のみでグレード「LS」を思い出しながら製作しました。
LSと他グレードとの違いは、サイドストライプなし、4速MT、手回しウインドウ、でしたが、サイドガードモールもついてませんでした。なのにつけてしまいました(あとで分かった)。
ボディカラーはベージュっぽい白がカタログカラーでしたが、私の知るシルビアはスーパーホワイトでした。なのでそれにならいました。
古い車を再現するため艶をあまりださないようにしました。
サイドビュー。
後ろ。
当時を懐古しながら、くすんでヤレた状態、各所にサビ、雨だれ跡、色褪せた黒い樹脂、などウェザリング処理をしました。
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ほこり対策に、ダイソーにて入手した透明プラ製ティッシュケース が合わせたかのようにぴったりでした。
逆さにしてティッシュ取り出し口を下にして、1/24プラモデルをおいて、かぶせます。
シルビアが余裕で入るので、他の1/24自動車プラモデルも入ると思います。
下の画像はダイソーよりリンクしているものです。クリックでダイソー公式へジャンプします。
製品レビュー・1/24 日産シルビアS110
とにかく小さいパーツが多い。また、接着面積が少なく固着感がいまいちな箇所も複数ありました。
穴開ける指示が何箇所かあり、ピンバイス必須でした。
下まわりは、しっかりパーツ分けされてくれていました。(対象年齢を下げる目的等でパーツ数を減らしコスト削減し凹凸表現だけで表現される箇所です)
車検票デカール。80年代当時もの、現行もの、2種用意してくれています。無鉛ステッカーが懐かしい。
車庫証明票も当時はありませんでしたので時代に合わせて任意選択ですね。ちなみに保管場所標章の義務化は1991年から。
製作時気になったところ・アレンジ・加工など
前述した通り小さいパーツの接着には難儀します。とくにサイドモールは細いので接着剤のはみ出し対策をせねばなりません。
いろいろ方法はありますが、最薄の両面テープで貼り付けて仮止め状態にし、タミヤセメント流し込み用に使い、接着させました。
下位グレードはパワーウインドウがない仕様だったので、ドア内側のパワーウインドウモジュールは撤廃、かわりに、パテ削り出しにて手回しハンドルを自作しました。
(これは仕上げ前の状態)
リアスピーカーは純正スピーカーは使わず、当時流行しどいつもこいつも私も付けていたデカい置き型のものをエポキシパテで自作し付けました。
塗装について
ボディはエアブラシ塗装、スーパーホワイトに近づけるため白にほんの微量赤と水色を足して調合した色を使用しました。水性アクリル塗料を使用。
ツヤ照かりすぎると古さを感じなくなるので、コンパウンド磨きなどは一切おこなわず、タミヤウェザリングマスターのサンドをうっすらとまぶし、ヤレた白を表現しました。
インテリアは中古車販売サイトの実車写真を参考にしながら色を調合。皮部分とダッシュボードなど樹脂部分には光沢を残し、布地のとこにはつや消し色で塗りました。
シャーシ部はトランスミッションなどは色分けて塗装、最後にタミヤウェザリングマスターを使って汚しました。
各部位にサビと雨だれを追加。サビはエナメルカラーを筆塗り、雨だれはウェザリングマスターにて綿棒で描画。車ならではのサビ発生箇所を、車種違えど自分の車の状態をみて行いました。
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ペーパーがけたザラつき面はポリシングクロスで完全に消してます。
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製作記 1/24 日産シルビア
シャーシ・足回りの組み立て | |
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説明書に「シャシーとドアとボディに、穴を開けてください」の指示が数か所ありまして、ピンバイスが必須となります。 製造時の都合かな。 |
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トランスミッションと、シャーシの塗装を先に行います。底面は基本色としてタイヤブラックを仕様しました。トランスミッションは別色でややカーキっぽいグレーにしています。 |
[3] |
トランスミッションを貼り付けます。 |
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マフラーを接着します。裏面からタミヤセメント流し込みのダメ押しをします。 |
[5] |
燃料タンクを事前に塗ってから貼り付けます。この時点で擦った跡とかのウェザリングをしております。 |
[6] |
マフラーカッターを接着します。 基本ですがメッキパーツは接着面のメッキをはがしてから接着。 |
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ドライブシャフトを、ここも少し色を替えて塗装して接着します。 |
[8] |
懸架装置を接着。ここ外れやすいので瞬間接着剤も使用。 |
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後輪側の懸架装置。ショックアブソーバーはカヤバっぽく銀、サスペンションは赤サス仕様にして塗ってみました。 |
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ブレーキディスクの中央へポリキャップを1個、それからカバーパーツをしっかり接着させます。 |
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ディスクはシルバー塗装をあえてせず。というのもグレードLSはリアはディスクではなくてドラムブレーキだから。 サスペンションパーツを貼り付けます。 |
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シャーシへ。 |
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スタビライザーほかのパーツも接合します。 |
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フロントサスペンションとディスクを貼り合わせます。 こっちはシルバーで塗装。 |
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操舵パーツを差し込みます。ここは接着しない部位です。 |
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シャーシの左右のタイヤハウスの穴へ懸架部位を差し込み(接着しない)、 それを固定させる形でフレームパーツを接着します。 |
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最後にカバーパーツを接着します。 |
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これで下回りの組み立ては完了です。 ページをわけて、メーター、シート、など室内インテリアの組み立てに進みます。 |